格ゲーで入力ミスを減らしたいおじさんによる「Razer Kitsune」レビュー

Razer Kitsune

皆さんこんにちは。職場でeスポーツ大会が開催されることになり、慌てて「ストリートファイター6」の練習を始めたシオナイトです。

ストリートファイターは「スーパーストリートファイターII X」あたりまで遊んでいたのでおおまかな操作は理解しているのですが、レバー操作が下手過ぎて全然勝てなかった記憶があります。

特に困っていたのがジャンプの誤爆。意図しない斜めジャンプを連発し、対空技で撃墜されたことが何度あったことか…

で、最近はレバーレスコントローラが流行っているというではないですか。これだったら原理的に意図しないジャンプ方向の入力は避けられるはず。

ということでこの度、Razerが発売しているレバーレスコントローラ「Razer Kitsune」をゲットしたので、実際に使ってみた感想をシェアしたいと思います!

製品概要

Razer Kitsuneは、格闘ゲームに特化したアーケードコントローラです。

いつものように箱の正面
いつものように箱の正面
そして箱の裏側(底面)
そして箱の裏側(底面)

最大の特徴はレバーが付いてないこと。つまり、方向キーをボタンで操作するレバーレスコントローラというやつです。

主なスペックをざっとまとめるとこんな感じ:

  • レバーレス設計:超反応性のオプティカルスイッチ搭載
  • 接続方式:USB-C有線接続
  • 対応プラットフォーム:PS5、PC
  • サイズと重量:軽量でコンパクト

ぱっと見た感じ、スタイリッシュなデザインとRazerらしい高級感が際立ってます。

これがRazer Kitsuneのご本尊。もう手垢がついてる(笑)
これがRazer Kitsuneのご本尊。もう手垢がついてる(笑)
本体を裏返したところ。底面には滑り止めのシリコンが貼ってあります。
本体を裏返したところ。底面には滑り止めのシリコンが貼ってあります。

通常のアーケードコントローラはレバー操作による筐体の動きを抑えるために、デカく重くなりがちですが、Kitsuneはとにかく薄くて軽い。

そしてPS5とPC両対応というのがいいですね。比較的安価なレバーレスコントローラはPC専用のものが多い印象です。

付属品はUSB-C to Aケーブルとマニュアル、あとステッカー。
付属品はUSB-C to Aケーブルとマニュアル、あとステッカー。

自宅のPCで遊ぶ場合はそれでもいいと思いますが、オフライン大会に行きたいと思っている方は両対応の製品を買っておいた方がいいと思います。EVO Japanみたいに使用ハードがPS5というケースもありますので。

まぁ私はEVOに出る予定はありませんけどね。

購入して良かった点

見た目がオシャレ

Razerらしいブラック、そして天板はアルミ仕上げ。シンプルながら高級感たっぷりなデザインで所有欲を満たしてくれます。

本体はこんな感じです。黒のアルミ仕上げで高級感があります。写真撮ってないけど、側面がLEDで光ります。Razerなので。
本体はこんな感じです。黒のアルミ仕上げで高級感があります。写真撮ってないけど、側面がLEDで光ります。Razerなので。

また、トッププレートを交換してオリジナルデザインにできる(らしい)のも嬉しいポイント。そんなもの販売されてませんけど。

ちなみにストリートファイター6のキャラクター、キャミー、春麗、豪鬼がデザインされた特別モデルも販売されています。

キャミーと春麗に関しては、先日国内でもスキンシールが販売開始されました(2024年11月8日現在)ので、それを貼れば特別モデルと同等の外観にすることができますよ。

軽くて持ち運びやすい

従来のアーケードスティックに比べて軽量で、出先に持って行くのも楽です。 大会や友達の家での対戦にも便利!

接続ケーブルが脱着できるので、持ち運ぶ際にケーブルの根元に変な力が加わったりしないのもいい。

USBケーブルの差し込み口(USB-C)。ロック機構が付いているので、プレー中に抜けたりすることは皆無。
USBケーブルの差し込み口(USB-C)。ロック機構が付いているので、プレー中に抜けたりすることは皆無。

欲を言えば専用ケースが欲しい。11インチノートブック用のケースがピッタリらしいですが。やっぱり黒に蛍光グリーンのRazerデザインのやつが欲しいですよね。

エレコム 11.6ワイド Ultrabook用 ZEROSHOCKケース/ブラック

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微妙だった点

慣れが必要

レバーレス特有の操作方法に慣れるまで、ちょっと…いや、かなり練習が必要です。

特に、従来のスティック操作に慣れ親しんだ、ゲームセンター全盛期を知るおじさんは、学習能力の低下も足を引っ張り、かなり戸惑うことになります(笑)

上下左右ボタンに指を置いたところ。ボタンの間隔はちょうどいい感じ。
上下左右ボタンに指を置いたところ。ボタンの間隔はちょうどいい感じ。
こちらは右手側。ちなみにジャンプボタンは右手の親指で押すことが多いと思います。
こちらは右手側。ちなみにジャンプボタンは右手の親指で押すことが多いと思います。

かくいう私も大苦戦中です。ジャンプの暴発は無くなりましたけど。

格闘ゲーム以外では使わない

上下左右入力が特殊ですし、最近のゲーム機に必ずついているアナログスティックもないので、格闘ゲーム以外で使い道はないです。

アナログスティックを使用しないゲームもたくさんあると思いますけど、普通にパッドで遊ぶ方が快適です。

縦スクロールシューティングとかこれで遊んだらレバーレス入力の練習にはなりそうですが、まぁ発狂するでしょうね(笑)

価格がやや高め

高品質なだけあって、それなりのお値段がするのも事実。レバーレスってなんで高いんですかね。

Amazon価格でおよそ5万円(2024年11月16日現在)。買ったはいいけどレバーレスは合わなかったわ〜で済まされる値段ではないですよね。

興味のある方はレバーレスコントローラを持っているお友達に触らせてもらうか、試遊のできる家電量販店で十分に確認したうえで購入することをオススメします。

ボタンのカスタマイズができない

ゲーム内の入力設定ではなく、ボタンそのもの(スイッチ)の話です。

ボタンにはRazer独自のスイッチを使用していますので、HITBOXPUNK WORKSHOPの製品などのように、本体をパカっと開けて市販のボタンと取り替えたりはできません。

押し心地やストロークが気に入らないなぁって思っても受け入れるしかありませんので、やっぱり現物を触ってから購入することをオススメします。

今回のオススメ度

PS5、PC用レバーレスコントローラ「Razer Kitsune」のオススメ度は★★★★☆(星四つ)です。

スピーディーで正確な操作を求めるRazer好きの格闘ゲーム愛好家には強烈におオススメいたします。

ただ、ボタン(スイッチ)のカスタマイズを重視する競技プレイヤーにはオススメしづらいかなぁ。

個人的には、デザイン性と操作感を考えると、買って損はない製品だと思います。超お気に入りです。

このコントローラでたくさん練習して、早くプラチナ帯を抜けられるよう頑張りたいと思います(笑)

ではまた。