スキル発動と回避行動が同時にできないので左手デバイス「RAZER TARTARUS V2」を買いました

Razer TARTARUS V2

皆さんこんにちは。eスポーツブームに乗っかりFPSTPSMOBAなんかに手を染めたのはいいが、適性がないことに気づいたシオナイト(@sheonite)です。

競技性の高いゲームで挫折感を味わったのち、やっぱロープレだなと思い久々にFFXIVをプレーしたのですが、こちらの動きもヘタクソでした。仲間の回復に集中してると敵の攻撃を回避できないのです。とほほ…

これはもう道具に頼るしかない!と思い、キーボード操作もレバー操作も両方左手でできるデバイスを購入しました。

製品概要

今回購入したのはゲーミングデバイスメーカーRazer(レイザー)の「RAZER TARTARUS V2」です。なんて読むのか分かりません(タルタロスらしい)。

箱の正面。かっこいい。
箱の正面。かっこいい。
こちらは箱の裏側です。
こちらは箱の裏側です。

レバー付き左手デバイスは過去、Logicoolが「G13」という製品を出していましたが、販売終了しているらしく、中古品も変にプレミア価格が付いていたりします。まぁG-HUBがクソなので新品でも買いたくありませんが。

あと有名どころではHORIの「TACTICAL ASSAULT COMMANDER F14」もありますが、ず~っと品切れ中です。作る気ないならショップから消してほしい

現存する製品でいちばんマトモそうだったのがRazer製品でした。Razerは他にも「TARTARUS PRO」というアナログオプティカルスイッチを採用した上位機種がありますが、ヨドバシ店頭で比較したところ、打鍵音が静かなくらいであまり差を感じなかったので少しお安いV2の方を購入しました。

製品全景。USBケーブルは本体直付けです。
製品全景。USBケーブルは本体直付けです。

では「RAZER TARTARUS V2」を見ていきます。人差し指と小指で操作できる範囲に電卓のような配置で19個のボタンがあります。メカメンブレンというスイッチが採用されており、カチカチという音が心地いいです。

左手人差し指と小指で操作するボタン類19個。
左手人差し指と小指で操作するボタン類19個。

人差し指側の下にはスクロールホイールがあります。マウスと同じようにホイールクリックにも対応。

光るスクロールホイール。手前の三連LEDはどのプリセットを使用しているか確認するためのライトです。かっこいい。
光るスクロールホイール。手前の三連LEDはどのプリセットを使用しているか確認するためのライトです。かっこいい。

親指の位置には十字キーと上下にボタンがひとつずつ。十字キーは残念ながら(?)デジタル入力です。十字キーもカチカチという音がします。好き嫌いが分かれそう。

親指操作部。中央に十字キーと上下に丸ボタンと四角ボタン。四角の方は光ります。
親指操作部。中央に十字キーと上下に丸ボタンと四角ボタン。四角の方は光ります。

手のひらを置くところにはパームレストがあります。手首のところにはRazerのマーク入りクッションがあります。

手首を置くところのクッション。マークがかっこいい。
手首を置くところのクッション。マークがかっこいい。

パームレストは真上に引っ張ると外れます。位置調節用の穴が2つありますが、手前側の位置で調節すると一番奥のボタンに指を伸ばすのが難しくなります。

パームレスト位置調節用の穴。2段階。
パームレスト位置調節用の穴。2段階。

サイズ感は手の大きい外国人向けといった感じ。手の小さい方は奥の方のボタンを押したりするのに難儀するかもしれません。

手を置いたイメージ。私の手は小さいほうではないですが、手元を見ずに一番奥のボタンを押すのは少し難しいです。
手を置いたイメージ。私の手は小さいほうではないですが、手元を見ずに一番奥のボタンを押すのは少し難しいです。

もちろんゲーミングデバイスなので光ります。

もちろん光る。以前は光るのになんの意味があるの?って思ってたけど、今は光らないデバイスは味気なく感じます(笑)
もちろん光る。以前は光るのになんの意味があるの?って思ってたけど、今は光らないデバイスは味気なく感じます(笑)

各キーのプログラムやライティングの設定は「RAZER SYNAPSE 3」というソフトを使用します。普段からPCを使用されている方なら設定に困るようなことはないと思います。G-HUBと違って。

「RAZER SYNAPSE 3」の画面。全てのボタンと十字キーに機能を割り当てることが可能です。十字キーは斜め入力にも対応してます。
「RAZER SYNAPSE 3」の画面。全てのボタンと十字キーに機能を割り当てることが可能です。十字キーは斜め入力にも対応してます。
こちらはライティングの設定。光らせまくってください。
こちらはライティングの設定。光らせまくってください。

ちなみにこちらがFFXIVで使用してる時の画面です(レベル低っ)。操作は万全だぜ!って思ってたけど、最初の蛮神戦(イフリート)で攻撃をよけられずに死にました。

FFXIVではこんな感じで設定してます。めちゃくちゃ序盤です。
FFXIVではこんな感じで設定してます。めちゃくちゃ序盤です。

購入して良かった点

格好いい

これに尽きますね、格好いいです。

製品全景その2。なんかロボットでも動かせそうな格好良さ。サイバー(死語)な感じ。
製品全景その2。なんかロボットでも動かせそうな格好良さ。サイバー(死語)な感じ。

微妙だった点

カチカチうるさい

レバーもボタンも入力するときカチカチとメカニカルな音がします。私は嫌いではないですが、ゲーム実況をされる場合は確実にマイクが音を拾ってしまうと思います。

気になる方は上位機種の「TARTARUS PRO」を買ってください。まぁそちらも本製品に比べて少し音が小さいくらいのレベルですが。

音が気になる方は、近くに家電量販店があるなら実機を触ってみた方がいいと思います。

レバーの誤入力がたまに発生する

ネット上でもよく見かける情報ではあるのですが、レバーを放しても一定方向に入力され続けることがあります。ハードウェアの問題なのかソフトウェアの問題なのか不明。

発生したら落ち着いてレバーをクルリンと回せば治ります。シビアな入力を求められるボス戦などで発生すると死ねます。

私はそんなに気になりませんけどね。

これに慣れると他の環境で苦労する

自宅以外の環境でゲームをプレーする場合、『TARTARUSが無いと操作できねぇ!』という状態になってしまいそうな気がします。特にeスポーツの大会などを目指している方はあまり独自の環境を作らない方がいいかもしれませんね。

私も別に大会を目指しているわけではありませんが、LoLフォートナイトなど、競技性の高いゲームでは使用しないようにしています。まぁその心意気が実を結ぶ日がくるとは思えませんが(笑)。

あと、この製品が販売終了してしまった時のことも考えておかないとですね。頼りすぎはよくないかも。

今回のオススメ度

今回紹介した「RAZER TARTARUS V2」のオススメ度は★★★★☆(星四つ)です。

操作が楽になる便利な製品なのでとても気に入っています。なんといっても格好いいし。

上記に書いたマイナスポイントを許容できるのであればぜひお勧めしたいデバイスです。

ではまた。