SONYの「INZONE Buds」は携帯ゲーム機にピッタリなワイヤレスイヤホンだった
皆さんこんにちは。先日「SHURE SE215 Special Edition」を買って激しく後悔したシオナイト(@sheonite)です。
実はSE215を購入する際、今回紹介するSONYの「INZONE Buds」も候補に挙げていたのですが、ちょっとお高いので見送ってたんですよね。
でも結局買っちゃいました。安物買いの銭失いとはまさにこのことですね(SE215安くないけど)。
製品概要
SONYが展開するゲーミングブランド「INZONE」の、ノイズキャンセリングイヤホン「INZONE Buds(WF-G700N)」です。
完全ワイヤレス(左右独立型)の製品ですが、ゲーミングと名乗るだけあって、遅延が極小に抑えられております。
接続は付属のUSB-Cトランシーバー(いわゆるドングル)をゲーム機やPCに挿すか、Bluetooth LE3というコーデックに対応する機器であれば、ドングル無しでもペアリングが可能です。
イヤホンに使用されているドライバは8.4mmのダイナミック型。これはSONYの大人気ノイキャンイヤホン「WF-1000XM5」と同じものらしい。音質に期待が持てますね。
バッテリーの持続時間は約12時間。ゲーム中にバッテリーが切れて困った、なんてことはまず無いでしょう。十分すぎる持続時間です。
パッケージにはイヤホン本体以外に充電ケース、USB-Cのトランシーバー(ケースに収納可)、充電用のUSB-C to Aケーブル、シリコン製のイヤーチップ(SS、S、M、L)、マニュアル、INZONEステッカー。
本体はホワイトとブラックの2色展開。私はSteam Deckでの使用をイメージしていましたので、色合いを合わせるためにブラックを選択しました。
ドングルには接続機器を「PC←→PS5/MOBILE」に切り替えるスライドスイッチが付いています。Nintendo SwitchやSteam Deckは「PS5/MOBILE」側にしましょう。
イヤホン本体のアップデートは、PC用のソフトウェア「INZONE Hub」を使用して行います。
SONYがスマホ用に出しているアプリではアップデートできない(2024年5月26日現在)のでご注意ください。
なお、「INZONE Hub」を使うと、イヤホンに付いているタッチセンサーの割当て機能変更や、イコライザー設定も可能です。
また、「INZONE Hub」を使うと、イヤーピースが自分の耳に合っているのか診断をすることができます。
私の場合、左耳だけMサイズでは小さかったようです。Lサイズに変えたら改善しました。イヤーピースの密閉感はダイレクトに音質に影響しますので、こういうアシスト機能は本当に助かりますね。
ちなみにノイズキャンセル(外音取り込み含む)性能は、AirPods Proには及ばない印象です。
ソニー ゲーミングイヤホン INZONE Buds:WF-G700N Fnatic監修 / 完全ワイヤレス / 低遅延2.4GHzワイヤレス...
購入して良かった点
音が良い
SE215とは雲泥の差。
私は普段ゲーミングPCでは、SONYの「MDR-7506」を使用していますが、さすがにそれと比べると改造感は劣りますけど、「INZONE Buds」の方が低音が豊かで迫力のある音が鳴ります。
SONYのイヤホン/ヘッドホンの味付けが好きな方に対しては、期待を裏切らない音です、とお伝えしておきましょう。
遅延を感じない
ゲーム機やスマホにBluetoothイヤホンを接続すると、ハッキリとわかるぐらい音が遅延しますが、「INZONE Buds」はシューティング、アクション、RPGなどを遊んだ限りでは、全く遅延を感じませんでした。
音ゲーも大丈夫!…とは言えないので、音ゲーで使いたいなと思っている方は、家電量販店やSONYストアで試聴させてもらった方がいいとは思いますが。
微妙だった点
ホワイトノイズが気になる?
価格コムあたりでレビューを見ると「ホワイトノイズが~」と言っている人がいますが、私はそれほど感じませんでした。
無音状態で注意深く聴くと、両耳に指を突っ込んだ時に聴こえる「ゴゴゴゴゴ…」みたいな音が、うっすら、本当にうっすら聴こえます。
めちゃくちゃ耳のいい人なら気になるかもしれませんが、私は全く気になりませんね。そもそもゲーム音の方がうるさいし(笑)。
余談ですが、プロeスポーツのオフライン大会では、実況の声が聴こえないよう、選手たちのヘッドホンにホワイトノイズが流されてるんですよね。
これってトリビアになりませんかね。
対応コーデックが少ない
Bluetooth LE3対応機種って少ないんですよね。あわよくばハイレゾウォークマンで使いたいと思ってたんですが、ダメでした。
最近のスマホであれば、XperiaとかGoogle Pixelの最近のやつはOKみたいですけど、iPhoneはダメのようです。
iPhoneもUSB-Cの機種であれば、ドングルを挿すことで利用可能ですが、ちょっとダサいですよね。同時に充電もできなくなりますし。
音楽用には普通のイヤホン買ってください(笑)。
バージョンアップにPCが必要
2024年5月26日現在、イヤホン本体のバージョンアップにはPC(Mac不可)が必須となっております。
そのうちスマホアプリにも対応するかもしれませんけど、現時点ではそういうことですのでお気をつけください。
充電ケースの作りが安っぽい
AirPodsと比べてしまって申し訳ないのですが、ケースの作りが安っぽいです。
フタのヒンジ部が弱々しくガタつきがあり、あらぬ方向に力を入れると、すぐにバキッっと折れてしまいそうです。
AirPodsケースの、あのパチンと密閉される感触が好きなんですけどね。価格帯が違うので無茶言うなって話ですが。
今回のオススメ度
今回紹介したSONY「INZONE Buds(WF-G700N)」の個人的評価は★★★★★(星五つ)です。
価格帯やゲームに特化した仕様であることを考えると十分な音質・性能です。私は非常に満足しています。
最初っからこれを買っておけばよかった。後悔。
ではまた。
ソニー ゲーミングイヤホン INZONE Buds:WF-G700N Fnatic監修 / 完全ワイヤレス / 低遅延2.4GHzワイヤレス...
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