楽ナビ「carrozzeria AVIC-MRZ009」でiTunesの曲を再生してみよう【SDカード編】
![SD挿入](https://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/a1aca3597a09d50cded91b916623355f.jpg)
皆さんこんにちは、シオナイト(@sheonite)です。Pioneerのカーナビゲーションシステム「楽ナビ『carrozzeria AVIC-MRZ009』」で音楽を楽しむ方法として、iPhoneの有線接続と無線接続(Bluetooth)をレビューさせていただきましたが、楽ナビにはSDカードやUSBメモリを利用したメモリーオーディオ機能もありますので、今回はMacユーザらしく、iTunesライブラリの曲をSDカードにコピーして楽ナビで再生できるか試してみることにしました。
AVIC-MRZ009が対応する音声フォーマット
まぁ、さすがに音声ファイルならなんでもいいってわけではないですよね。楽ナビ「carrozzeria AVIC-MRZ009」の取扱説明書で、対応する音声コーデックを確認してみましょう。
AVIC-MRZ009 取扱説明書より抜粋
![対応フォーマット](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/9903cae52a77c1a7517b87c1bbc5b7cc-300x78.png)
iTunesでチェックすべきは「AAC」の欄ですね。ちなみに私のiTunes読み込み設定はこちら。
![iTunesの読み込み設定](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/943f372773c56a1046d4bbbdf623fc72-300x194.png)
ビットレートが320kbps、サンプリング周波数が44.1kHzですので、再生は大丈夫そうですね。では早速SDカードにファイルをコピーしてみます。
iTunesから直接ドラッグ&ドロップしてみる
iTunesの音楽ライブラリから聴きたいアルバムを選択して、マウントしたSDカードにコピー(ドラッグ&ドロップ)します。これでうまく再生できるんなら、まぁまぁ便利かな。
![iTunesから直接ドラッグ](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/e63fb59d56972ba2e14d3b61dffbe097-300x214.jpg)
ではナビに入れてみましょう。
おー、再生できたできた…でも曲がアルバム毎に分けられておらずゴチャ混ぜ。
![アルバムがごちゃまぜです](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/92ad2bc51bab6a91a2b8669896e42d53-300x143.jpg)
これは使えないな。おまけに「再生できません」と表示されるファイルが、一曲毎に生成されてます(不可視ファイル?)。
アルバム1枚だけ聴くのであればガマンできるけど、複数枚のアルバムを楽ナビで楽しむには、この方法ではアウトですね。
iTunesのデータが入ってるフォルダをコピー
アルバム毎に分けられない問題は、最初からフォルダ分けした状態でSDカードに保存すれば解決するのでは?…ということで、iTunesの音声ファイルが保存されてるフォルダーを探して、そこからSDカードにコピーしてみます。
設定にもよりますが、iTunesの音声ファイルは「(ユーザ名) > ミュージック > iTunes > iTunes Media > Music」の中に、アーティスト毎のフォルダがあり、更にその中にアルバム毎のフォルダが存在します。もう、ここから聴きたいアルバム探すの超メンドクセーんですけど(笑)。
![ファイルを探してコピー](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/05b1a6a7522769bf01eda955a8056216-300x214.jpg)
では再び、SDカードをナビにセットしてみましょう。…お!今度はアルバム毎にフォルダ分けされてますね。成功成功。
![今回はアルバムごとに分かれている](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/7e2738b307bba29041ebcdb85bfa237c-300x144.jpg)
再生もCDを再生したときと同じような表示です。アートワークが表示されないのはまぁ、仕方ないですね。
んで、こちらでもやはり「再生できません」ファイルが生成されています。
SDカードをMacにマウントして中をのぞいてみても、そんなファイルは存在しないんですよね。ま、あったとしても、それをいちいち削除するなんてことはやりたくないですがね(笑)。
【結論】ケーブルかBluetoothで繋いだ方が楽チン
iTunes → SDカード → 楽ナビの連携(と呼ぶのは苦しいか)での音楽再生には一応成功しましたが、使い物にはならないですね。今回の残念ポイントは以下のとおり。
ファイルのコピーが面倒
上で説明したとおりです。もう、準備が面倒臭い。
再生できないファイルが生成されてしまう
「再生できません」と表示してそのトラック(というかファイル)はスキップされるので再生には問題ないのですが、神経質な方にとっては精神衛生上よろしくないと思われます(笑)。
32GBまでのSD(HC)カードにしか対応してない
32GBで十分な方もいらっしゃるでしょうし、SDカードを複数枚用意すれば容量の問題はクリアできますけどね、管理が面倒臭いですよね。iPhoneだったらiTunesと同期とるだけでライブラリが最新化されるから楽なんですよね。
ギャップレス再生に対応していない
ライブ盤を聴くとわかりますが、曲と曲の間、一瞬途切れます。まぁ、ライブ盤をあまり買わない人にとってはどうでもいい話かもしれませんが。
著作権管理されたファイルは再生できない
いわゆるDRM、Appleでいうところの「FairPlay」に対応した曲は再生できません。基本的に再生できるのは「iTunesを使って自分でリッピングした曲」に限られます。iTunes Storeで購入した曲でも、DRMフリーのやつは再生できると思います(検証してない)。
アートワークが表示されない
iPhoneやiPodの場合、有線接続するとアートワークが表示されます(Bluetooth接続の時は表示されない)。これはデメリットというほどではありませんが。
![アートワークは表示されない](http://sheonite.net/wp-content/uploads/2018/12/98d1b670c9e957a78bfe2a3b8a6d1b77-300x121.jpg)
iPhoneやiPodユーザの方であれば、専用ケーブルを使うかBlutoothオーディオで接続した方が断然ラクですね。
楽ナビ(MRZ009)はSDカードに保存した動画の再生にも対応してますので、機会があったらそちらもレビューしたいと思ってます。…って、どういう設定で動画を作成すればいいのかわかんなくて、まだ動画の再生に成功してないんですけどね(笑)。
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コメント一覧
MRZ−009とMac,iPhoneユーザーですので、これらの記事はとても役立ちます。
ありがとうございます。
お役に立てて光栄です。ありがとうございます!