ThunderbirdでiCloudのメール設定をする時のパスワードはそのパスワードじゃない

Thunderbirdのロゴ

皆さんこんにちは。ARMのMacが登場するまではWindows PCでいいかなと思っているシオナイト(@sheonite)です。不便どころか快適ですしね。トラブルはありますが。

ということでMacの環境をWindowsの方に移行している最中なのですが、iCloudのメールをフリーのメールクライアント「Thunderbird」の設定でつまづいてしまいました。なんか「パスワードが違う」とか言われちゃうんです。

今回はその解決法について説明します。備忘録的な。

Thunderbirdの設定画面

WindowsではしばらくiCloudのWebメールサービスを使っていたのですが、さすがに不便に思い「Thunderbird」をインストール。

Thunderbirdを開いたら、アカウントのセットアップからメールを選択。
Thunderbirdを開いたら、アカウントのセットアップからメールを選択。
iCloudのメールアドレスとパスワードを入力(「あなたのお名前」は適当に)。完了を押すと自動的に受信サーバと送信サーバは自動取得してくれます。メールのドメインが「mac.com」なのは古参ユーザーの自慢。
iCloudのメールアドレスとパスワードを入力(「あなたのお名前」は適当に)。完了を押すと自動的に受信サーバと送信サーバは自動取得してくれます。メールのドメインが「mac.com」なのは古参ユーザーの自慢。

起動後、アカウント設定をしようと思ったら、期待どおり失敗してしまいました。

もう一度完了を押すと「ユーザー名かパスワードが間違っている」との警告が。あれ?
もう一度完了を押すと「ユーザー名かパスワードが間違っている」との警告が。あれ?

ここで5分くらい固まってしまったのですが、ネットで調べてみると、どうやらApple以外のアプリケーションでは通常のiCloud(Apple ID)のパスワードは通らないみたい。

そうと分かれば早速、iCloudのサービスに行ってパスワードを発行してもらいましょう。

iCloudでアプリ用パスワード発行

WindowsにiCloudアプリをインストールしているのであれば、アプリを立ち上げて「アカウントの詳細」をクリックしましょう。

iCloudアプリを立ち上げたところ。インストールしてなければググりましょう。左下の「アカウントの詳細...」をクリックします。
iCloudアプリを立ち上げたところ。インストールしてなければググりましょう。左下の「アカウントの詳細…」をクリックします。

アカウントの詳細のウィンドウが開きますので、ここで「Apple IDの管理」をクリック。

何も考えずに「Apple IDの管理...」をクリックしましょう。
何も考えずに「Apple IDの管理…」をクリックしましょう。

Webブラウザが起動し、Apple IDのサイトが開きます。ここでApple IDを使ってログインしましょう。

Apple ID(iCloud)のサイトに飛ぶのでログイン。
Apple ID(iCloud)のサイトに飛ぶのでログイン。

ログインした後のページで下の方にスクロールしていくと「セキュリティ」という項目がありますので、そこのApp用パスワード「パスワードを生成」のリンクをクリック。

パスワードのラベルを入力するように求められますが、ここは適当に。まぁ後から判別できるようThunderbirdにでもしておきますか。

セキュリティの項目にある「パスワードを生成...」のリンクをクリック。ラベルは後から何用のパスワードを発行したのかわかるように付けておきましょう。
セキュリティの項目にある「パスワードを生成…」のリンクをクリック。ラベルは後から何用のパスワードを発行したのかわかるように付けておきましょう。

で、「作成」ボタンを押すとアプリ用のパスワードが発行されます。これをコピーしてThunderbirdのパスワードに張り付ければ設定は完了です。おつかれさまでした。

発行されたパスワードをThunderbirdのパスワードのところに張り付けましょう。これで設定は完了です。
発行されたパスワードをThunderbirdのパスワードのところに張り付けましょう。これで設定は完了です。

おわりに

おそらくAndroidスマホでiCloudメールを送受信する場合も、同様にパスワードを取得する必要があると思いますので、iPhoneから乗り換えようかなと考えている方は覚えておくといいかもしれませんね。

こういう場面に出くわすと、やっぱりApple製品同士の連携は便利だなって実感できますね。

ではまた。