究極のメガドライブ互換機!Analogue社の「Mega Sg」をついにゲット
皆さんこんにちは。メガドライブは現世代機なシオナイト(@sheonite)です。
とはいえ、今どきコンポジットのぼやけた映像でゲームはしたくないんですよね。HYPERKINのHDMI変換ケーブルを使っているのですが、ちょっと映像が暗くなっちゃう。別途電源が必要なのも微妙。
ということで、この不満点を解消すべく、究極のメガドライブ互換機、Analogueの「Mega Sg」をゲットしました!
製品概要
今回購入した「Mega Sg」は、米Analogue社から発売されているFPGAベースのメガドライブ互換機です。
メガドラ互換機といえば、サイバーガジェットの「レトロフリーク」や、HYPERKINの「メガレトロンHD」等が有名ですが、これらはいわゆるエミュレータを使用した互換機です。
エミュレータを使用した互換機は低価格なものが多く入手も容易ですが、音声のバランスが変だったり、カートリッジ(ソフトウェア)と本体(ハードウェア)の間にエミュレータというもう一つのソフトウェアが介在してしまう関係上、わずかではありますが、ラグが発生すると言われています。
一方でこの「Mega Sg」は、FPGAという集積回路を使用し、メガドライブのハードウェアを高い精度で再現していますので、HDMI出力が付いたメガドライブそのものと言っても過言ではない出来です。
映像も音声もカンペキ。もちろんラグも無い(これはAnalogueの売り文句)。その代わり高い。
前置きが長くなりましたが製品を見ていきましょう。
Apple製品を思わせるような高級感あふれるパッケージです。上蓋にはAnalogueロゴのエンボス加工が施されています。芸が細かい。
上蓋をあけると本体がお目見え。保護フィルムが貼ってあるのが素晴らしい。剥がすのがもったいないですが、剥がさないとカートリッジ挿せないので剥がします。
本体の下に付属品が入っています。付属品はHDMIケーブル、電源用のUSBケーブル、USB電源アダプタ、マスターシステム用アダプタ、メガCD接続時のスペーサー、そしてマニュアルです。
マスターシステム用アダプタは、海外のマスターシステムカートリッジ用です。国内のカートリッジはケースの厚さが違うので挿せなかったはず。
次に本体周りを見ていきます。上面にはカートリッジスロットと電源・リセットボタン。JPNモデルを買ったので、配色は国内メガドライブと同じです。電源ボタンにある「-」の切れ込みは電源LEDですね。
本体前面にはコントローラ接続ポートが2つ。USBではなく、本家メガドライブと同じATARI規格準拠のD-sub9ピンです。そして左端にはヘッドホン用の3.5mmミニプラグ。こちらは本家と違ってノイズは乗りません(笑)。
背面はHDMI端子と電源用USB端子。シンプルですね。
本体左側にはファームウェアアップデート用のSDカードスロットがあります。
非公式のカスタムファームウェアを導入すればSDカードにROMイメージを入れて動かすことができるらしいですが、私は「Mega EverDrive Pro」があるので純正ファームウェアで十分です。カスタムはリスキーですしね。
そして右側には驚きのメガCD接続端子が。ちゃんとメガCD実機に接続できます。
最後にファームウェアアップデートについて補足です。私が購入したロットは2021年8月10日に受注が再開された時点のもので、最新のファームウェア(Ver.4.8)が導入されていました。
ファームウェアはAnalogue公式のサポートページに置いてあります。
ここにある拡張子が「bin」のファイルをSDカードに保存し、電源を切った「Mega Sg」に挿入した後、電源を入れると自動的にアップデータがインストールされます。
ファームウェアアップデート中は電源のLEDが点滅するらしいですが、最新のファームウェアが既に適用されている場合は、何事もなかったかのように普通に起動します。
購入して良かった点
完全なメガドライブ
- メガドライブにHDMI出力が付いているといいな
- コンパクトなメガドライブがあるといいな
- メガドライブいつ壊れるかわからないから新品が欲しいな
「Mega Sg」は、そんな夢を叶えてくれる素晴らしいハードです。
メガCDの接続端子まで再現するとか、作った人は変態(誉め言葉)だと思います。
ただし、「スーパー32X」は繋がりません(一応、繋ぐ方法はあるにはある)。メガモデムも無理。
テンションが上がったので動画を作ってみました。こちらで再現度の高さが伺えると思います。
高級感がある
とにかく高級感があり、所有欲を満たしてくれる製品です。本体表面の処理や加工精度は高く、底面も前面に滑り止め加工が施されるなど、妥協のない作り。
重量は量っていませんが、見た目よりもズッシリとしてます。たぶん、おもりは入っていないはず(笑)。
微妙だった点
高い
本体価格は$189.99USDで、これに輸送費や関税の$49.99USDが上乗せされます。合計で$239.98USD、為替レートにもよりますが、購入時は26,487円でした。
レトロゲームの互換機に約2万7千円。「Nintendo Switch Lite」が余裕で買えてしまう値段です。
一般的には高いと言わざるを得ないですよね。一般的には。
入手性が悪い
国内の販売代理店が無いためAnalogueの公式ストアで購入するしかありませんが、注文の画面は全て英語なので、ニガテな方にはちょっと敷居が高いかな。
また、Analogueの製品は売り切れてしまうとなかなか在庫が回復しません(私も再販を半年以上待ちました)。完売後即製造終了となってしまう製品もあったりするので、欲しいと思ったら迷わず買っておいた方がいいと思います。
キャプチャーボードとの相性が悪い
これは私の環境だけだったらごめんなさい。
PCに「elgato 4K60 PRO MK.2」を挿しているのですが、Mega SgとHDMIで接続した状態でMega Sgの電源を入れても認識してくれないことが多々あります。
HDMIケーブルを抜き差しすれば認識してくれますが、毎回それやるのはさすがにダルい。
また、elgatoのキャプチャーソフト「4K Capture Utility」のプレビュー画面がガクガク揺れまくります。録画した映像が正常なのが救いですが、精神衛生上あまりよろしくないですね。
今回のオススメ度
今回紹介した「Mega Sg」のオススメ度は★★★★★(星五つ)です。メガドライブ好きにとっては、値段以上の価値がある製品だと思います。
迷ったら買え。
以上です。
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