「MiSTer FPGA」を専用ケースに入れてみました

MiSTer専用ケースです。

皆さんこんにちは。最近レトロゲームの動画撮影が楽しくなってきたシオナイト(@sheonite)です。

前回、お気に入りのレトロゲームハード「MiSter FPGA」の冷却ファンを交換しましたが、ケーブルがだらしなく飛び出てしまっていますので、本体を専用ケースに入れて見た目をスッキリさせたいと思います。

ファンを交換したMiSTer。ケーブルがダサい。
ファンを交換したMiSTer。ケーブルがダサい。

購入したもの

MiSTer FPGA用のメタルケースです。AliExpressで買いました。4,831円也。

箱です。無地の段ボール箱。
箱です。無地の段ボール箱。

シンプルな段ボール箱にアルミ製のケース、ネジ類、マニュアル等が入っていました。

この手のキットにはよくドライバーが入ってますよね。買うたびに家のドライバーが増えていくので、正直ありがた迷惑。

箱の中身。開けた瞬間に、中華工業製品特有の、ケミカル臭がします(笑)。
箱の中身。開けた瞬間に、中華工業製品特有の、ケミカル臭がします(笑)。
こちらがケース。色はシルバーのものを選択しました。
こちらがケース。色はシルバーのものを選択しました。

手順書を見ながら組み立てれば間違えることは無いと思います。

手順はすべて図で書かれてあり、わかりやすいです。
手順はすべて図で書かれてあり、わかりやすいです。

ネジ類は4プラス予備1つで全て5つ入っていました。正直、ネジ余ってしまうのもありがた迷惑なんですよね。

ネジ類。5コずつ入っています。
ネジ類。5コずつ入っています。

組み立てた写真がこれ。

ケース上面。「MiSTer FPGA」のロゴがイイ感じです。
ケース上面。「MiSTer FPGA」のロゴがイイ感じです。
ケース右側面。端子の位置と穴の位置がビミョーにずれている印象。ちゃんと挿せますけどね。
ケース右側面。端子の位置と穴の位置がビミョーにずれている印象。ちゃんと挿せますけどね。
ケース左側面。こちらにあるmicroSDスロットにはちょっと問題があります。
ケース左側面。こちらにあるmicroSDスロットにはちょっと問題があります。
電源やVGA端子側。端子の名称がプリントされているのがいいですね。下のUSB端子が電源用であることが明瞭です。
電源やVGA端子側。端子の名称がプリントされているのがいいですね。下のUSB端子が電源用であることが明瞭です。
有線LAN側。こちらも穴の精度が微妙で、有線LANのソケットがケースの穴にうまく入ってくれませんでした。
有線LAN側。こちらも穴の精度が微妙で、有線LANのソケットがケースの穴にうまく入ってくれませんでした。

U字に曲がったメインのケースを、力を入れて曲げながら基盤をはめ込まないといけなかったりして、結構組み立ては大変でした。

購入して良かった点

割とかっこいい

これに尽きます。

謎の機械感が増して、そこそこいい感じです。

微妙だった点

加工精度がイマイチ

VGA出力端子や有線LANのソケットは、ケースに設けられている穴にはめ込む仕様になっているのですが、穴の精度がイマイチな関係で、なかなか正確な位置にセットすることができませんでした。

特に有線LANのソケットは全然穴に入ってくれませんでした。この影響でケースの4隅にあるネジ穴が正しい位置に合わず、難儀しました。

力技でケースを押さえながらなんとかネジ止めはしたんですけど、基盤に余計な力が加わっていないか心配です。

SDカードが取り出せなくなる

ケース左側面にmicroSDスロット用の穴が開いているのですが、スロットが穴の深くに位置するので、全然取り出せません。

DE-10 NanoボードのmicroSDスロットって、カードを一回押し込むとカチッっと音がして飛び出してくるのですが、その飛び出した状態でも全然カードに指が届きません。

問題のmicroSDカード用の穴。深すぎる。
問題のmicroSDカード用の穴。深すぎる。

私はゲームのROMイメージを直接SDカードに書き込む派だったので、カードが取り出せないのは困ります。

USBハブボード用のブリッジが邪魔

こいつです。

DE-10 NanoボードとUSBハブボードを繋ぐブリッジ。ケースから飛び出てて、クソださい。
DE-10 NanoボードとUSBハブボードを繋ぐブリッジ。ケースから飛び出てて、クソださい。

構造上仕方がないのかもしれませんが、なんとかならないものか。

FTP接続でゲームファイルをインストールする

新しいゲーム(レトロゲームなのに?)を買ってきたら、毎回microSDカードリーダーを使って書き込みを行っていたのですが、上で書いたように、気軽にmicroSDカードを取り出すことができなくなってしまったため、別の方法を取ることにいたしました。

MiSTerをLANに接続し、FTPソフトを使って直接microSDにデータを書き込む方法です。

こちらのBlogを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

まず、MiSTer FPGAを起動し、宅内のLANに接続します。

起動後のメインメニュー画面で、コントローラのホームボタンを押します。

MiSTer起動後の初期画面。ここでホームボタンを押します。
MiSTer起動後の初期画面。ここでホームボタンを押します。

次に「System Settings」が表示されますので、コントローラの左を入力します。

「System Settings」の画面。下の方に左を押すと「exit」と書かれていますね。
「System Settings」の画面。下の方に左を押すと「exit」と書かれていますね。

すると、次の「Misc. Options」にIPアドレスが表示されますので、これをメモります。

最後にFTPクライアントを起動して先ほどのIPアドレスにアクセスすると、MiSTer FPGAのmicroSDカードにアクセスが可能になります。

とりあえず私は、「FFFTP」というフリーソフトを使って接続してみました。

FFFTPの設定画面では次のように入力します。

  • ホストの設定名:なんでも良い
  • ホスト名:先ほどのIPアドレス
  • ユーザ名:root
  • パスワード:1
  • ローカルの初期フォルダ:空欄で可
  • ホストの初期フォルダ:/media/fat/games
FFFTPの入力項目はこんな感じです。パスワードは●になっていますが「1」です。
FFFTPの入力項目はこんな感じです。パスワードは●になっていますが「1」です。

MiSTer FPGA側のIPアドレスは毎回変わる可能性がありますので、接続前にきちんと確認しましょう。

固定IPにする方法もあるみたいだけど、それは知らない。

今回のオススメ度

今回購入した、メーカー不明な「MiSTer FPGA用のメタルケース(from AliExpress)」のオススメ度は★★★☆☆(星三つ)です。

それなりにカッコいい、でも加工精度もそれなり。といった感じでしょうか。私がハズレを引く天才というだけかもしれませんが。

そこそこいい値段しますので、サイフと心に余裕のある方であれば買ってもいいのではないでしょうか(適当)。

ではまた。